このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2018年3月19日(月)開催 / 第614回番組審議会より
「サンデー・ジャポン」2月25日(日)放送分について
(1)審議事項
1)「サンデー・ジャポン」2月25日(日)放送分について
2)その他
(2)報告事項
1)2018年度上半期の編成方針
(3)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の日程及び議題について
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 嵐山光三郎 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 田渕久美子 藤原帰一 (石田衣良委員欠席) |
TBSテレビ
武田社長
津村取締役
伊佐野取締役編成局長
岩田報道局長
島田情報制作局長
西村制作プロデューサー
久我プロデューサー
藤田編成考査局長
鈴木編成考査局視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
◇「サンデーモーニング」、「サンデー・ジャポン」と全く違う傾向の情報番組を2段積みにしているという編成が非常に面白いと思う。
◇バラエティと報道を融合させ、かつ生放送で行い、笑いも取るというのはかなり冒険だと思うが、それを成功させている。その要因が、VTRの構成など事前のしっかりした準備にあることが画面からも伝わってくる。
◇「サンデー・ジャポン」の特徴は、とにかく他局がやらないことをやる点だと思う。他局がキャスティングをためらうような話題の人を出すとか、過激な発言をしそうなコメンテーターを出すとか、他局がためらうような下世話な質問をするなどだが、今回は控え目だった。この番組の特徴である独自取材が力を発揮できておらず、もう一歩サンジャポなりのツッコミがあってもよかったのではないか。他局がやらないことをやるという原点を大切にしてほしい。
◇バラエティでニュースを扱うことに警戒感を持っている。ウケを狙う、違うものを笑い飛ばすというところから、偏見、差別、弱いものいじめというスタイルになりがちだからである。しかしこの番組は、狙っている笑いの方向が、そういうものとは違う。「だからどうした」という話題が続き、そもそも「伝えるべき何かがある」という前提を引っくり返した不条理劇の面白さがあり、そこに引き込まれた。
◇杉村太蔵さんの突然の韓国訪問が面白かった。オリンピックについて、こういう情報はなかなか伝わってこないので、現地の状況がよくわかり、やっぱりテレビならではだなと思った。
◇スタジオのトークが一番の魅力だ。出演者がそれぞれの役割を心得ていて、やかましくなり過ぎるぎりぎりの手前で出しゃばらないようにしているし、爆笑問題だけでなく、テリー伊藤さんの存在も大きい。テリーさんは、その場にいる演出家のような存在だと感じている。
◇賛否両論のあるゲストが出てくるのが特徴だが、相当キワモノ系のゲストをうまくまぶして、使って、とがらせているのは太田さんの力量だろう。
◇ネットを相当気にして、番組をつくっているのが非常に面白い。午後になると、サンジャポで何を喋ったのかがネットに載るようにしているのが、うまいなといつも思っている。
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)