番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2018年2月19日(月)開催 / 第613回番組審議会より
「サンデーモーニング」1月21日(日)放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「サンデーモーニング」1月21日(日)放送分について
 2)その他
(2)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の日程及び議題について

出席者(敬称略)

委員長音好宏 
副委員長中江有里 
委員嵐山光三郎 石田衣良 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 田渕久美子 藤原帰一 

局側出席者

 TBSテレビ

 武田社長

 津村取締役

 伊佐野取締役編成局長

 岩田報道局長

 西野制作プロデューサー

 金富番組プロデューサー

 鈴木編成考査局視聴者サービス部長

 岩村番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇すごく安定しているし、面白いが、危機感みたいなものが感じられない。いつか飽きられ、力が落ちてくるときが来るから、そのときのために次にどんなリニューアルをしてくれるのか。そこを期待しながら見た。

◇1つの出来事や事件を多彩な方がいろいろな立場から解説する点がよい。しかも、政府の見解や力のある政治家のコメントに対しても、持論を曲げずに議論できているところが面白い。

◇関口さんの、ゆったりとしたペースで、要点をまとめて進行していくベテランの味がよく生きている。彼の持つ、砕けた中の落ちつき、独特の闊達さはやはりほかの人では望めないものだと感じる。

◇スポーツの部分が長い。スポーツに興味のない人にとっては、少しばかり取り上げるジャンルが多過ぎるのではないか。

◇「トランプ政権1年」の部分は、率直に言って、新しい情報と解釈を見ることは全くなく、ほとんど「だからどうした」に近い状態だった。アメリカの分断に対するリアリティがまるでなく、厳しい言い方になるが、実にのんきなコーナーだったと思う。

◇ICANの事務局長について取り上げていたが、これは愚直というか地道というか、非常によい視点の取り上げだと感心した。官房機密費の問題でも、特に最高裁の判決をここまで取り上げたのは多分ほかにはないと思うので、これも非常によい視座の提供だと思った。

◇普通のニュース番組では、視聴率の関係で深く取り上げられないような国際ニュースなどをきちんと取り上げるところが、成功している番組でなければできないことだと思うので、ぜひ今後も続けていただきたい。

◇団塊ジュニアの世代が、関口さんたちの世代に対して「逃げ切った世代だよね」と言うのを聞くことがある。「逃げ切った世代」が理想を語ることへの反発は、40代以下には確実にあり、これからさらにフツフツと出てくるのではないか。

◇ネットを見るとずいぶん批判的な意見があり、視聴者からも批判的な意見があるが、多くの批判が出ることは、それはそれですごく意味があることだと思う。1つの問題提起の仕方が、賛成する人もおり、反対する人もいて、両方の方が見ているということで成り立っているわけでその視聴者の多様性が非常に重要だと思う。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)