このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2017年10月16日(月)開催 / 第609回番組審議会より
「櫻井・有吉THE夜会」9月21日放送分について
(1)審議事項
1)「櫻井・有吉THE夜会」9月21日放送分について
2)その他
(2)報告事項
1) BPO関連の案件について
2)番組種別公表制度に基づく4月から9月までの放送実績について
(3)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
委員長 | 音好宏 |
副委員長 | 中江有里 |
委員 | 嵐山光三郎 石田衣良 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 田渕久美子 藤原帰一 |
TBSテレビ
武田社長
津村取締役
伊佐野取締役編成局長
岩田報道局長
渡辺制作局長
海本制作局制作二部長
山本制作プロデューサー
藤田編成考査局長
鈴木視聴者サービス部長
岩村番組審議会事務局長
◇若いタレントさんの言葉の力とかコミュニケーション能力がすごく上がっていて、自分の言葉で話して、機転のきく人でないと、今は生き残れなくなっているんだということを強く感じた。
◇若者文化に関する情報番組的な要素もあって、メインターゲットが20〜40代の女性ということだったが50代後半のオジサンも楽しめた。
◇ゲストの、それまでのイメージとのギャップが面白く、好感がもてた。
◇日本の視聴者の笑いへのリテラシーは、相当高くなっていると思う。昭和的な単純なツッコミや駄洒落では通用しなくなっている。また、ヨーロッパのテレビ番組などは素朴で、こんなのでみんな喜んでいるんだ、というものが多い。そのような状況の中で、さらに面白いものを出すのは大変なことだと思うが、この番組は他の同種の番組に比べ、出演者を少なくし、MCの役割を大きくすることなどで、特徴をうまく出せていると思う。
◇MCの2人の本領が生かされていないと思った。櫻井さんは、無理してワルっぽく振舞って頑張っているという感じが見て取れ、有吉さんは、いろんなところに忖度しながら、借りてきた猫のようになっている。また、後ろに座っている「準会員」の役割がよく分からない。
◇ゲストの内輪話が多く、それも予定調和的でサプライズ感がないのが気になった。逆に言えば、それが安心して見ていられるということだとも思うが。
◇MC2人の反射神経のよさ、さばきの巧みさによるテンポのよさを感じて楽しめた。しかし、ラスト近くで激辛麻婆豆腐を食べるシーンは必要だろうか。そこまでスマートにきていただけに「ただのバカ騒ぎ」のように感じた。
◇私の若い頃から、(今回ロケした)原宿、特に竹下通りというのは、歩くのが恥ずかしい、チャラい、チャラさの極みにある場所だった。今回番組で見て、今でもそういう、ペラペラッとしたセロハンの燃えるような磁場が残っている、ある意味貴重な場所だと思った。
◇とても楽しい、幸せな番組だと感じた。皆がバレーボールのように、幸せに会話をトスして、時々突っ込むけれども、それもアタックではなく少しいじるという程度にとどまっている。それが見ている側の幸せ感につながっているのではないかと思った。
◇有吉さんは、本来「乱暴だけどギリギリこちら側」というのがうまいのだが、たとえば「有吉ジャポン」に比べると、やはりその戦線を相当後ろに下げているな、という印象を持った。
(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)