番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2017年6月19日(月)開催 / 第606回番組審議会より
「S☆1」6月3日(土)4日(日)放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「S☆1」6月3日(土)4日(日)放送分について
 2)その他
(2)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長音好宏 
副委員長中江有里 
委員嵐山光三郎 石田衣良 尾縣貢 萱野稔人 喜田村洋一 佐藤智恵 田渕久美子 藤原帰一 

局側出席者

 TBSテレビ

 武田社長

 佐々木常務

 津村取締役

 伊佐野編成局長

 岩田報道局長

 田代スポーツ局長

 守屋スポーツ局スポーツニュース部長

 八代田プロデューサー

 藤田編成考査局長兼視聴者サービス部長

 岩村番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇全国どころか世界までカバーする取材力はすばらしいものだと思った。それを総力戦で編集して作り上げるのはキー局でなければできないと感心した。スポーツは、その局、報道機関の体力をはかる一番いい物差しではないか。

◇ネット検索ランキングだけでなく、TBSが選んだランキングはこれだ、という局側の姿勢を前面に出したものがあってもよいのではないか。

◇二人の若手アナウンサーが、司会進行に徹していて、手なれており、若くて嫌味がないのがとてもよい。

◇その道のプロが、それぞれのスポーツを解説するのが興味深い。素人にも分かるように、技術論を論理的に語れる人が出てきたのはすばらしい。専門的な内容に踏み込んでいく方針は成功しているのではないか。

◇ヨットやエアレースなど、日頃それほど多くの人の目に触れるわけではないスポーツを取り上げているのは、スポーツの多様性を伝える意味からも、とてもよい。

◇週末にスポーツ情報をまとめて見られるのは大変ありがたいが、家族ドラマのような部分は本当に必要だろうか。その分の時間もスポーツに関する情報に使った方がよいのではないか。

◇ヨットやエアレースについて、結局何をやっているのか、どういうところが面白いのかがよく分からなかった。そのあたりをもう少し伝えてほしかった。

◇野村克也さんの存在が光っている。「慶応のお坊ちゃん」とか面白いことを挟みながらも、解説はきちんとしていて、余人をもってかえがたいと感じた。

◇錦織選手がラケットを壊したシーンがあったが、あそこはやはり、よくないものはよくない、許されない行為だという何らかのコメントがほしかった。

◇リサーチ、取材が非常に行き届いている。また、わからないほど早過ぎはせず、退屈しないほどテンポがいいという、その頃合をつかまえた編集が見事だと感じた。

◇スポーツへの理解と、アスリートの存在を知らしめるということでは、こういう番組など、メディアの力は非常に大きいと思う。

◇日本のメディアは比較的選手に優しいコメントが多いが、そこはだめだというときは厳しい指摘もきちんとすべき。2020年に向けて、スポーツを伝えるときのジャーナリズム性を強くしなくてはならないが、その可能性をこの番組は持っていると思った。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)