このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2016年2月15日(月)開催 / 第591回番組審議会より
「この差って何ですか?」 1月31日(日)放送分について
(1)諮問事項
1)民放連放送基準第149条の改正に伴う TBS放送基準の改正
(2)審議事項
1)「この差って何ですか?」 1月31日(日)放送分について
2)その他
(3)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
委員長 | 藤原作弥 |
副委員長 | 音好宏 |
委員 | 嵐山光三郎 石田衣良 河野栄子 田渕久美子 寺島実郎 中江有里 藤原帰一 (竹田委員、欠席) |
TBSテレビ
武田社長
津村取締役
佐々木取締役
伊佐野編成局長
西野報道局長
安藤編成考査局長
荒井制作局長
阿部制作局制作一部長
平田「この差って何ですか?」 プロデューサー
杉浦編成考査局審査部長
齊藤番組審議会事務局長
藤田編成考査局視聴者サービス部長
◇「民放連放送基準第149条」が改正されるのに伴い、「TBS放送基準」の改正が番組審議会に諮問され、番組審議会から「妥当である」との答申があった。
◇レタスを長持ちさせる、魚をうまく焼く、トマト鍋からナポリタンを作る、など生活に役立つ裏技、とっておきのコツが満載で大変面白く拝見した。ジョン・カビラさんのナレーションもとてもテンポがよくて、見やすかった。
◇これほど勉強になるテレビを見たのは久しぶり。この番組の組み立ては、ベテラン主婦やおばあさんの知恵といったスタイルの延長線にあるのだが、そこにもう一つ、プロのコツが入っているのがすばらしい。
◇一番ためになったというかびっくりしたのは、テレビショッピングとラジオショッピングの違い。リピーターが多いというラジオショッピングだが、おいしそうな音を出すなど演出に工夫していることがよくわかった。
◇司会の加藤さん、赤江さんは安定感があって、親しみやすい雰囲気で、流れがすばらしい。圧倒的な情報量の中から、視聴者目線で情報選びをしているところが今の時代の情報バラエティだと感じる。
◇この番組を妻と見ていて大ウケだった。ハンコの上手な押し方のところは正座して見た。この時間帯は激戦区ということだが、「この差って何ですか?」は楽しくて、とても可能性のある番組だと思った。
◇この番組には、スタジオ部分とVTR部分があるが、どちらかというとVTRが先行して、そちらの方にばかり気をとられている感じがする。スタジオゲストのコメントはよくあるパターンで、ちょっと弱いと思う。
◇力まず、健全で、良質な番組で、よく考えていて、発見もある。「差」というキーワードに踏み込んでいくなら、もっと深い「差」、たとえば日本人と外国人のカルチャーギャップを取り上げるコーナーがあってもいいのではないか。
◇面白くてためになる、というのがこの番組の基本。最初のレタスの話からハンコのあたりまではグイグイ引き込まれたが、鍋の話題が4つ続くと、ちょっと食傷気味だった。もう少しメリハリがあった方がいいと思う。
◇「プロが作る鍋のシメ」というのは、プロが作るのだからおいしくなるのが当たり前だと思った。全体としては良い番組で、ネタ探しなど開発の余地は十二分にあるので、さらに工夫して欲しい。
(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)