番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2015年10月19日(月)開催 / 第587回番組審議会より
「Nスタニューズアイ」10月9日(金)放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「Nスタニューズアイ」10月9日(金)放送分について
 2)その他
(2)報告事項
 1)番組種別公表制度に基づく4月から9月までの 放送実績について
(3)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長音好宏 
委員石田衣良 河野栄子 寺島実郎 中江有里 藤原帰一 (嵐山委員、竹田委員、田渕委員欠席) 

局側出席者

 TBSテレビ

 武田社長

 津村取締役

 佐々木取締役

 伊佐野編成局長

 西野報道局長

 安藤編成考査局長

 向山報道局担当局次長

 小池報道局ニュース部長

 赤阪報道局「Nスタ」プロデューサー

 齊藤番組審議会事務局長

 藤田編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇非常に正統派のニュース番組。竹内、佐古、加藤の3人のキャスターがきっちりと進行していて堅実な印象。ニュースをもう少しフォローする部分があるとさらにいいと思う。

◇この日のニュースでは、ノーベル平和賞の発表を臨場感のある形で伝え、手堅く番組を作っていた。ニュース・アクセスランキングはよくある手法だが、ただランキングを並べるだけでは、ちょっと物足りないのではないか。

◇テニスの錦織選手のニュースのところで、「錦織勝利」というスーパーを先に出してしまったので、その後の実況や解説が迫力がなくなってしまった。もっと視聴者を引きつける工夫が欲しかった。

◇「Nスタニューズアイ」は、よく見かける健康法やグルメや商品紹介が一切なく、生のニュースを伝えるという目的に徹した番組構成になっている。ただ国際関係のニュースについては、専門家のわかりやすい解説を入れるなどもう少し工夫してもらいたい。

◇この番組は70分間に25本ものニュースが詰まっていて情報量は圧倒的に多いが、1本1本についてはどうしても掘りが浅くなってしまう。そんな中で「マルトク特命取材班」という特集枠を確保して、調査報道に取り組んでいることの意義は大きい。

◇特集コーナーで調査報道的なものをやることはすごく大事だと思う。地味だけど同じ問題をずっと続けていくような、息の長いキャンペーンにも取り組んで欲しい。

◇今回の番組はちょっとメリハリやアクセントに欠けていたと思うが、ニュースを日々伝えていく中ではそんな日もあると思う。淡々と番組を作っているが、ニュース・ラウンドアップの役割は果たしている。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)