このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2015年7月21日(火)開催 / 第585回番組審議会より
TBSテレビの「次世代放送サービス」に対する取組みを説明
(1)審議事項
1)TBSテレビの「次世代放送サービス」に対する取組みを説明
2)4Kテレビの説明・デモンストレーション
3)ハイブリッドキャストの説明・デモンストレーション
4)広告付き無料配信の説明・デモンストレーション
(2)事務局報告事項
1)視聴者からの声について
2)次回審議会の議題及び日程について
委員長 | 藤原作弥 |
副委員長 | 音好宏 |
委員 | 嵐山光三郎 石田衣良 河野栄子 竹田恆和 田渕久美子 寺島実郎 中江有里 藤原帰一 |
TBSテレビ
武田社長
佐々木取締役
津村取締役
伊佐野編成局長
西野報道局長
安藤編成考査局長
相子メディア戦略室長
本間メディア戦略室付参与
龍宝編成局コンテンツ戦略部長
大吉メディア戦略室担当部長
齊藤番組審議会事務局長
藤田編成考査局視聴者サービス部長
◇4Kの映像の素晴らしさに魅了されたが、出演する立場としてはそうやって映されるのもちょっと怖いなと思う。テレビの世界には、4Kに向いたものとそうでないものがあると思うので、そのあたりを見極めてほしい。
◇ハイブリッドキャストのサッカー中継は、サッカー好きにはとても面白いと思う。詳しいデータを使って、自分独自の見方ができるのは魅力的。大いに期待したい。
◇4K・8Kはスポーツにとっては、すばらしい技術革新で、リオ五輪でどのくらい普及するか期待している。ハイブリッドキャストもスポーツの楽しみ方を広げてくれるものだと思う。
◇テレビ番組をスマホで見られるのはいいことだが、すでにスマホに熱中している人が多いので、それがさらに多くなるのはちょっと不安。
◇4Kはすばらしい技術だが、そろそろ技術の飽和点が来るのではないか。これ以上技術を進ませる必要はあるのだろうか?映像にそれほど関心のない人を取り込むことも考えた方がよいと思う。ネットの利用については、テレビからネットにすり寄るだけではだめで、テレビの本当の長所を活かしてもらいたい。
◇21世紀に入ってから、勤労者の可処分所得が減るなかで通信にかける支出が増えているが、こういう新しい環境にテレビはどうやって立ち向かうかが課題。
どうもコンテンツが画一化し、劣化しているのではないかと心配している。制作者の奮起を望みたい。
◇テレビの新しい技術について大変わかりやすい説明だった。見逃し配信については有料にしてもいいような気もするが、若い世代を取り込むためには無料にせざるをえないのかもしれない。
◇スマホでコンテンツを見る人にとっては、2Kも4Kもあまり違いはないような気がするが、スマホが中心になるのは世の流れだと思う。新しいテレビの技術もスマホ中心に組み立て直すことになってくるのではないだろうか。
◇どんなに4Kテレビの技術が進歩しても、4Kの新しい表現が出てこないと意味がない。放送局はコンテンツ論で頑張ってもらいたい。
◇放送局の競争は激しいと思うが、常に番組の質で競争してほしい。テレビが高画質化しても、高機能化しても、内容の豊かな、水準の高い演出をいつも心がけていただきたいと思う。
(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)