番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2014年10月20日(月)開催 / 第576回番組審議会より
「アジア大会2014韓国仁川」9月21日(日)放送分について

議題

(1)諮問事項
 民放連放送基準の一部改正について
(2)審議事項
 1)「アジア大会2014韓国仁川」9月21日(日)放送分について
 2)その他
(3)報告事項
 番組種別公表制度に基づく4月から9月までの放送実績について
(4)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長音好宏 
委員嵐山光三郎 石田衣良 河野栄子 寺島実郎 藤原帰一 竹田恆和(レポート提出) (北村委員、田渕委員、欠席) 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 新田常務

 佐々木執行役員

 津村取締役・編成局長

 西野報道局長

 安藤編成考査局長

 水田スポーツ局長

 守屋スポーツ局スポーツニュース部長

 榎本スポーツ局「アジア大会2014韓国仁川」プロデューサー

 杉浦編成考査局審査部長

 齊藤番組審議会事務局長

 河野編成考査局 視聴者サービス部長

諮問事項

◇前回(第575回)事務局より諮問した、民放連(日本民間放送連盟)放送基準の一部改正について、放送法第6条第4項に基づき、番組審議会として原案通り答申した。

委員の主な発言

◇スポーツ中継の洗練度が大変上がっている。水泳の北島選手、柔道の古賀さん、高橋尚子さんなどアスリートプレゼンターが自分の言葉で話しているのが良かった。選手の奥さんや子供に取材したサイドストーリーもうまく使われていた。

◇4時間のスポーツ中継を見てすごく疲れたが、引きつける力は十二分にあったと思う。とくに水泳の萩野選手のチャレンジに引きつけられた。タイムの表示などはもう少し長く映してもらえると有難かった。

◇競技についてちゃんと説明できるアスリートプレゼンターがコメントしているのが良かった。柔道の映像については引いた画面ばかりでなく、クローズアップするところもあるともっと魅力的だと思う。

◇北島康介の解説が良かった。水泳では日本選手が活躍したが、水中のシーンがもっと撮れると良かったと思う。

◇今回のTBSのアジア大会は、落ち着いた画面で、誇張したところがなくて、非常にいいスポーツ中継だった。ただ「アジアを伝える」という意味ではアジア大会ならではのマイナー競技をもっと伝えて欲しかった。

◇2年後、6年後のオリンピックを目指す若いアスリートが注目されて、大いに盛り上がって大変良かった。タレントを使わないで、著名なアスリートを起用して的確な解説をしていたのも良かった。バドミントンは編集し直してハイライトとして見せた方がよかったと思う。

◇中継を大切にしたつくりになっていて非常に見やすかった。選手のインタビューでも、レポーターが余り映り込まない形で、選手にフォーカスして画面を構成しているのが好感が持てた。

◇様々な競技を毎日中継して、全体を通して視聴者に関心を持ってもらうことに苦心があったと思う。水泳、柔道、体操などが中心になっていたが、アジア大会ならではという武術、剣術、槍術などももうちょっと丁寧にレポートしても良かったのではないか。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)