番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2013年9月9日(月)開催 / 第564回番組審議会より
「世界陸上モスクワ2013」8月17日放送分・8月18日放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「世界陸上モスクワ2013」8月17日放送分・8月18日放送分について
 2)その他
(1)報告事項
 1)2013年度下半期の編成方針
(3)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 河野栄子 田渕久美子 寺島実郎 (音委員、北村委員、竹田委員欠席) 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 武田専務

 信国常務

 佐々木執行役員・編成局長

 西野報道局長

 河本編成考査局長

 水田スポーツ局長

 安藤スポーツ局中継制作部長

 長尾「世界陸上」プロデューサー

 山上「世界陸上」プロデューサー

 齊藤番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇テンポのあるやり方でトップアスリートを見せ切る、というコンセプト通り構成に全く無駄がなく、目が離せなかった。織田裕二さんも変にはしゃぐことなく、見やすくなった。

◇男子マラソンは、それぞれの選手がそれぞれの人生を背負って走っていることを興味深く感じながら観戦できた。ただ日本選手偏重の伝え方にはちょっと辟易した。織田裕二さんについては、陸上競技が好きで好きで仕方がないという彼の思いが伝わってきて大変好感が持てた。

◇日本人が国際社会に目を開くためにも、世界のトップアスリートの姿を伝えることはすごく大事だと思う。番組の作り方としては、生中継の合間に「ドーピング」とか「フライング」などについてのわかりやすい解説があるともっと良かったのでは。

◇今回「世界陸上」を長時間視聴してみて、終了した競技の結果やこれからの競技の予定などがもう少し入ってくると親切かな、と思った。男子マラソンについては、出場している5人の日本選手の情報がきちんと紹介されていたと思う。

◇マラソン中継は、選手を見るということもあるが、街を見るという要素もある。今回はモスクワの道路や橋や川や建物をじっくり見られて楽しかった。トラックでは圧倒的にボルトが良かった。雷雨の中9秒77を出した時には非常にハラハラドキドキした。

◇織田さんについては、2年前と比べて大分落ち着かれたなという印象を持った。本人が陸上をすごく楽しんでいるのもよく伝わってきた。それからTBSの「世界陸上」のサイトはすごく充実していて、競技の結果が出ているだけでなく、全部動画もついていることに感動した。

◇TBSの「世界陸上」は名物定番として定着してきたし、織田・中井のキャスターコンビも成熟してきたと思う。解説陣もそれぞれの専門家で安心して聞けた。そして今回の陸上の中継を通じて、人間の肉体はやっぱり美しいものだということをつくづく感じた。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)