番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2013年3月18日(月)開催 / 第559回番組審議会より
「緊急!池上彰と考える“巨大地震”…その時命を守るために」2月27日放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「緊急!池上彰と考える“巨大地震”…その時命を守るために」2月27日放送分について
 2)その他
(2)報告事項
 1) 2013年度上半期の編成方針
(3)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題および日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音好宏 北村明子 河野栄子 竹田恆和 寺島実郎 (田渕委員、欠席) 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 武田専務

 藤田取締役

 佐々木編成局長

 西野報道局長

 河本編成考査局長

 西崎情報制作局長

 高徳「池上彰と考える“巨大地震”」チーフプロデューサー

 荒牧「池上彰と考える“巨大地震”」プロデューサー

 桶田「池上彰と考える“巨大地震”」報道プロデューサー

 斎藤番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇大変時を得たテーマで、内容も分かりやすくとても有意義な番組だった。が、番組の時間が長い。前編後編に分ける方法もあったのでは。途中でゲストが変わるのに少し違和感を持った。

◇良質なテレビ番組の絵に描いたような典型的番組。しかし、分かりやすく、無難で当たり障りの無い情報番組から、もう少し創造性や、「こういう切り口もあるのか」というものを提供できる番組も意識してほしい。

◇四時間は長すぎる。実験のやり方が手作業なのがどうなのか。

◇まさに池上彰劇場。テーマが地震だから池上彰氏が向いていた。分かりやすい,明快、無駄がない、池上氏はテレビの人。応対して突っ込みも返す。羽目も外さず、自分の役を完璧にこなす。それがぴったり合っていた。

◇池上氏は得がたい役割をしているキャラクター。構成についても漏れがない。
4時間の中でインデックス、メニューがあってもよかった。こういう番組がもっと多くてもいいし、池上氏的な人をもう何人か発掘できるといい。

◇4時間が長くなかった。自分のために見ようと思った。永久保存にしようと思ったくらいいい内容だった。

◇池上氏らしい番組だが逆にそこが残念。TBSらしい使い方を期待していたがやや総花的になってしまった。池上氏とコメントゲストの関係性がワンパターン。池上先生と生徒たちという関係性を飛び越えることができなかった。

◇まとめて見られるよさがあった。あえて物足りなかったところは、初期消火の仕方とか、津波のときどこへ行ったらいいかなど、自分にあてはめるとよく分からない事がまだたくさんあるので、また機会を見て教えてほしい。

◇過去の災害を報道するのではなく、前向きの姿勢で企画を立てたのはよかった。啓蒙的教養番組として評価する。さらに掘り下げる別の番組があってもいい。これから池上氏のような人材を発掘し育てるかが、一つの課題だ。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)