番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2013年1月21日(月)開催 / 第557回番組審議会より
「第54回輝く!日本レコード大賞」 12月30日放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「第54回輝く!日本レコード大賞」 12月30日放送分について
 2)その他
(2)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題および日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音好宏 北村明子 河野栄子 竹田恆和 田渕久美子 寺島実郎 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 武田専務

 藤田取締役

 佐々木編成局長

 西野報道局長

 河本編成考査局長

 石川制作局長

 落合制作局担当局次長「レコード大賞」制作プロデューサー

 片山バラエティ制作部部次長「レコード大賞」プロデューサー

 斎藤番組審議会事務局長

 河野視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇「紅白」と差別化するには、賞取りゲーム、賞取りレースをはっきりさせたほうがいいのでは。司会者が新鮮すぎる。審査委員21人が全部男の人というのは驚いた。女性を入れるとかもう少し工夫した方がいい。

◇面白く観た。賞取りゲームとして見るとちょっと食い足りないが、それぞれの世代に合わせた音楽番組ということでいうと、改めて見直した。

◇舞台の芸術性や照明の使い方はすばらしかった。賞がたくさんあって見ていて散漫。大賞にもう少し集中した内容の番組にできないのか。

◇司会を安住にしたのは一歩前進。オープニングは「紅白」にはできない技あり。楽しいショーだが、その中にいろいろな時間の流れを見てしまう壮大なお祭りだった。

◇今の日本を象徴するとてもシンボリックな番組。これからの日本もレコード大賞もどうしていったらいいんだろうか、しみじみ日本文化について考えた。

◇54年間続けたことに敬意を表する。受賞者を選ぶにあたって、データとか出してほしい。日本における音楽文化の財産であるという認識を持って放送してほしい。そういう社会的な責任を担っている番組だ。

◇審査の基準やデータが字幕で流れるとか工夫が欲しかった。新人賞と最優秀新人賞が離れていて印象が薄くなった。

◇年間を通じて全うな音楽番組を作ってほしい。その積み上げの上に年末の集約があるのでは。TBSの年末最終の音楽番組はどういうものを持って、音楽にかけている人たちの思いを打ち出してくるのかを世の中の人が楽しみに見るようなものにしてほしい。

◇番組としての完成度は高い。審査方法、何を基準に審査しているのかがよく分からない。審査の方法を変えるという方法はあるのか?

◇優秀な歌手、グランプリ、新人歌手を選ぶという、過去1年間の大衆音楽の総決算の意味は残している。審査の過程、状況は明らかにしてほしい。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)