番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2012年6月18日(月)開催 / 第551回番組審議会より
「ひるおび!」6月7日放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「ひるおび!」6月7日放送分について
 2)その他
(2)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音好宏 北村明子 河野栄子 竹田恆和 田渕久美子 寺島実郎 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 武田専務

 藤田取締役

 佐々木編成局長

 西野報道局長

 河本編成考査局長

 西崎情報制作局長

 高徳情報制作担当局次長

 佐藤情報制作局情報四部長

 進東情報制作局「ひるおび!」プロデューサー

 斎藤番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇よくできた番組で、軽快な語り口で番組にひきつけてくれる。うるさすぎず、ほどよいコメンテーター。品よく嫌みもなく飽きのこない作りかた。ただセットやタイトルの色合いがセンス悪い。もう少し統一感がある方がいい。

◇世の中の関心事をわかりやすくという狙い通りに番組を組み立てている。AKBと反原発とオウムという時代をすりこむ装置としてはいいが、より広い視野や別の見方でもう一歩ふみこんでゆく事をねらった方がいい。常に時代の動きを勉強し、過去のいきさつをしっかり伝承してもらいたい。

◇めくりものの多さが食傷気味。スタジオ観覧の位置づけもはっきりしない。リアクションのいいコメンテーターに寄りがち。全く違う見方をする人や意見の多様性という意味で、コメンテーターや専門家の出し方を検討すべき。

◇番組表にもっとトピックスを入れた方がいい。

◇恵のフットワークがよくなった。しゃべりが軽く、ポイントをつかんでる。
押さえどころを繰り返し述べている。構成もいい。情報番組は見たり見なかったり。視聴者への作りかたがうまい。このまま続けてほしい。

◇主婦が興味を持つような内容を入れながらうまく構成されている。出演者も常識を持ってバランスが取れている。その時の興味を持たれるもので構成され、非常に分かりやすい。スポーツ関連のものも入れてほしかった。

◇この番組はバランス感覚のよさ。恵もバランス感覚がよく、コメンテーターも役割分担ができている。主婦が、芸能ネタだけじゃなく、自分も勉強しなきゃいけないという感覚を微妙に刺激する番組づくりをしている。

◇恵が、芸能ネタだけでなく政治・経済にもきちんと触れると、番組全体のレベルももっと上がる。情報を伝える際に、お茶の間の価値基準から一歩も外に出ないところに、この番組の弱さがある。

◇毎日の生活の中に溶け込むという意味で、居心地のいい感じに仕上がっている。大テーマ主義で大きなテーマに絞り込んで、じっくり腰をすえてというのが好評を得ている。

◇冒頭、雑報のトピックスからとりあげていたのがよく分からなかった。「ひるトク!」はアップトゥーデートな問題意識をうまく打ち出していた。全体としてよく仕上がってるが、ちょっと長すぎる。

(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)