番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2012年5月21日(月)開催 / 第550回番組審議会より
「報道特集」5月5日放送分について

議題

(1)審議事項
 1)「報道特集」5月5日放送分について
 2)その他
(2)事務局報告事項
 1)視聴者からの声について
 2)次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音好宏 河野栄子 (北村委員、竹田委員、田渕委員 寺島委員、欠席) 

局側出席者

 TBSテレビ

 石原社長

 武田専務

 藤田取締役

 佐々木編成局長

 西野報道局長

 河本編成考査局長

 齋藤報道局「報道特集」制作プロデューサー

 小池報道局報道番組部部長

 赤阪報道局「報道特集」番組プロデューサー

 斎藤番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇祝日のニュースがコンパクトにまとめられ、バランスが良かった。すべてに適切な映像が用意されているという、素晴らしさ、フットワークのよさを感じた。原発は既視感が強かったが、子供の連れ去りのせつない特集はドンピシャではまった。よいラインアップで、この番組は素晴らしかった。

◇原発問題は、メディア、テレビ、見せる場面の強さを感じた。また長い物には巻かれろとか、いいかげんというか、日本人の根本的なあり方を考えさせられた。子供連れ去りは、ちょっと浅いというか、続きが欲しいというか、足りないというか、そういう感想を持った。

◇原発特集は番組自体良くできていた。図解してわかりやすくしていて、作り方としては丁寧で勉強になった。子供連れ去りでは3.11の問題、そんな日本には住めないというマイナス面を日本人が引き受けている現状を感じた。

◇TBS報道全体の中で非常に存在感のある番組であり、正規軍の中の別働隊のような存在だが、ある種のゲリラ性が最近ちょっと薄まったのではないか。
すごくとがったニュースキャスターがいるのでもっと売りにした方がいい。連れ去りでは、夫婦の片方だけにしか取材をしてないのが心配。

◇特集2つだが、各々20分だから食い足りなさが残ってしまう。今回伝えたいメッセージはクリアで、合格点以上のいいでき。原発はしつこく追いかけてほしい。連れ去りについては、社会的な文化の変化など、色々深く掘り下げて続編を作ってほしい。

◇原発の問題など取り上げる時に、どういうスタンスでやるかという事を常に問いかけながら特集を組まないといけない。オピニオン番組的なものの重要性が増していく。メインキャスターのパーソナリティーが重要。連れ去りはバランスとして非常にいい特集。感心しながら見た。


(以上文中:敬称略)
TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
(TBSテレビ番組審議会事務局)