このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。
2012年4月16日(月)開催 / 第549回番組審議会より
三夜連続ドラマ「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」第一夜4月5日放送分について
(1)審議事項
1. 三夜連続ドラマ「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」第一夜4月5日放送分について
2. その他
(2)報告事項
1. 番組種別公表制度に基づく10月から3月までの放送実績について
(2)事務局報告事項
1. 視聴者からの声について
2. 次回審議会の議題及び日程について
委員長 | 藤原作弥 |
副委員長 | 野口祐子 |
委員 | 嵐山光三郎 音 好宏 北村明子 河野栄子 田渕久美子 (石田委員、竹田委員、寺島委員欠席) |
石原社長
武田専務
藤田取締役
佐々木編成局長
西野報道局長
河本編成考査局長
吉崎制作局長
那須田制作局ドラマ制作部長
今井制作局「ブラックボード」プロデューサー
平野制作局「ブラックボード」ディレクター
斎藤番組審議会事務局長
河野編成考査局視聴者サービス部長
◇「ブラックボード」というタイトルに込められた思いがちょっと拡散をしているのかと感じた。同じ場所で設定してゆくやり方で解いて行く事は高く評価したい。
◇意欲と物語がちょっとリンクしていない部分、食い足りない部分があった。まずは脚本、心の流れをもう少しきちんと見せて欲しかった。また女性の描き方がステレオタイプ。でも一夜を見た人は二夜も見たんじゃないかという面白さと手際の良さが見えた。
◇タイトルがイメージできなかった。いろんなものを取り上げている中で、ちょっと薄っぺらな、さらっと流してしまっているという感じ。
◇終わってカタルシスが無い。傷だらけの先生に感情移入できない。教育とは何かというのが空回りして見えてこない。全体にドラマドラマ化して、作り物が多い。ちょっと作り方に力が入りすぎたのでは?
◇親と子の会話のもとになったり、時代や日本を知るという意味では、とても意義のあるドラマ。半分くらいは、分かりきった内容をていねいに見せてしんどかったが、後半からグッと面白くなった。久々にドラマのTBSと言われるような、骨格の太いドラマだった。
◇全体的な取り組みとしては非常に評価したい。戦争というテーマを繰り返し取り組んで世にメッセージを出すという姿勢は高い評価。震災後で、日本が非常にストレスが高い中、時期にあったテーマだ。
◇評価するのは、教育問題を取り上げたという意図。教育問題を、テレビドラマという表現を使ったのは非常にいい企画。一夜から三夜への連続性、教師を狂言回しにしてストーリーを展開するという一貫性も感じる事ができた。
(以上文中:敬称略)
*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。
TBSテレビ番組審議会事務局