番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2012年1月16日(月)開催 / 第546回番組審議会より
「報道の日2011記憶と記録そして願い」12月25日放送分のうち「明日へ…」

議題

(1)審議事項
 1. 「報道の日2011記憶と記録そして願い」12月25日放送分のうち「明日へ…」
 2. その他
(2)事務局報告事項
 1. 視聴者からの声について
 2. 次回予定及び審議事項について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音 好宏 北村明子 寺島実郎 (竹田委員、田渕委員、欠席) 

局側出席者

 石原社長

 衣笠常務

 木村取締役

 藤田取締役・人事労政局長

 難波取締役・編成制作局長

 星野取締役・報道局長

 河本編成考査局長

 谷上「報道の日2011」制作プロデューサー

 西崎「報道の日2011」制作プロデューサー

 高田「報道の日2011」制作プロデューサー

 岡野「報道の日2011」総合プロデューサー

 高橋「報道の日2011」プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇12月25日という日に、これだけ力のある骨太の長時間にわたる報道番組をきちんとオンエアできた「報道のTBS」を高く評価したい。こういう番組を見ると、ドキュメンタリーの力の強さを痛感する。

◇被災した人、東京にいた人、記者、それぞれにとって3.11は歴史的体験だった、その体験を深く取材していくと、残しておかなくてはいけないものが見えてくる、そこをうまく構成した番組だった。

◇お涙ちょうだいでなく、淡々ときちんと人間ドラマが立ち上がっていて、それを我々が素直に入っていけるように作っているし、3人のコメンテーターのバランスもよかった。

◇震災を風化させないという姿勢は高く評価するが、ここからどう深めるかが重要で、これくらいで自画自賛してはいけない。次に進めるエネルギーを生み出すような報道という方向に向いてもらいたい。

◇報道ではあるが作りがドラマッチックで強く引き込まれた。TBSの報道の力に圧倒された。どの映像もすごくて実写の力にびっくりした。

◇本当に何があったかを究明することは報道の重要なミッションで、それはある程度達成されたと思う。今後は次に同じようなことが起こったときに、どうあるべきかということを深める姿勢が必要だし、期待したい。

◇同時進行ドキュメントとストーリー性のある特集が補完関係になっていて、視聴者一人一人にあの日どうだったのか考えさせ、個人・家族・コミュニテイー・国家のありようまで考えさせる材料を提供した。「報道のTBS」の付加価値を高めた企画だった。
なお複数の委員から、この番組を地上波放送に留めず、防災の記録として社会に役立てる方策も考慮して欲しいとの要望が出された。

(以上文中:敬称略)


*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


TBSテレビ番組審議会事務局