番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2011年12月19日(月)開催 / 第545回番組審議会より
今年のTBSの番組全般及び放送界の動向について

議題

(1)審議事項
 1. 今年のTBSの番組全般及び放送界の動向について
 2. その他
(2)報告事項
 1. 年末・年始の特別編成の内容について
 2. TBSテレビ関連の番組の受賞について
(3)事務局報告事項
 次回予定及び審議事項について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音 好宏 竹田恆和 田渕久美子 (北村委員・寺島委員欠席) 

局側出席者

 石原社長

 衣笠常務

 木村取締役

 難波編成制作局長

 星野報道局長

 吉崎情報制作局長

 石川スポーツ局長

 河本編成考査局長

 岩原制作センター長

 谷内番組審議会事務局長

 河野編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇今年印象に残ったTBSの番組

・「東日本大震災報道」
「原発攻防180日の真実」や「報道の魂」など一連のスペシャル番組はどれもよかった。
未曾有の自然災害に対して、迅速かつ正確な番組構成をしていた。
現場からの報道に徹し、被災の現実と課題を伝えることに努力していたことを評価したい。
原発特番の技術検証部分が分かりやすくてよかった。
JNN系列各局の取材陣の層の厚さが表れていた。
「報道の魂記者の眼差し」は放送という公共空間の中で、私性をどう位置づけるかという問題に正面から取り組んでいた。

・「JIN」
ドラマのTBS健在を印象づけた。
歴史意識を刺激する優れたドラマ作りを評価したい。
前のシーズンの期待を裏切らない作りだった

◇今年のTBSや放送界全般に望む事や指摘したいこと

・「水戸黄門」を始めとする長寿番組の終焉で空いた穴をどう埋めるか期待している
・ドラマは大作で驚かすより、味わいの深いものを作って欲しい
・テレビの質の問題は、多チャンネル化が進むと更に問題になるだろう。
・最近のバラエテイ番組は、薄っぺらで安易なものが多い。もう少し厚みのある番組を期待する。
・バラエテイがつまらないし、テレビの力がおちている。
・「気取りのない品の良さ」というTBSの特徴を崩さず、他局との違いを出して欲しい
・TBSの番組に落ち着きが見られてきたので、今後は躍動感のある番組作りをして欲しい。
・原発事故を徹底的に検証する姿勢を大切にしてもらいたい。
・表現装置としてのテレビの可能性にチャレンジするエネルギーが欲しい
・テレビの内容がパターン化している。この閉塞状況を打ち破るためひな壇芸人が出ないバラエテイや大人の見られる教養番組を開発して欲しい。

(以上文中:敬称略)


*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


TBSテレビ番組審議会事務局