番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2010年6月21日(月)開催 / 第530回番組審議会より
「Nスタ」5月31日から6月4日放送分について

議題

(1)審議事項
 「Nスタ」5月31日から6月4日放送分
(2)事務局報告
 1.視聴者からの声について
 2.次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音 好宏 竹田恆和 寺島実郎 横澤彪 (田渕委員、欠席) 

局側出席者

 石原社長

 衣笠常務・編成制作局長

 木村取締役

 石川常務

 信国取締役

 星野報道局長

 伊藤編成考査局長

 南部報道局編集部長

 西野報道局ニュース部長 兼「Nスタ」制作P

 岡野報道局「Nスタ」番組P

 谷内番組審議会事務局長

 本村編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇TBSの夕方ニュースとしては、率直に言って非常に物足りないというか、薄っぺらな印象を持った。さわやか系で勝負しているから限界があるのかも知れないが、ジャーナリズムとしてピシっとした考え方を持ってやっているのを見せて欲しい。

◇ニュースの捉え方というか、ニュースを見る目線と言うのがやや古くさい。もう少し生活レベルの目線で見ていくことが大切だ。

◇ニュース映像の編集はとても良く出来ていて、菅総理の人間像を分かりやすく作る技術はすごいものだと思う。問題は、スタジオに戻ってきたときに、どうもすわりが悪いことで、フットワークのいい人がいるといいのではないか。

◇キャスターが下町の落ち着いた中年カップル風になって、番組に安定感が出て来たし、スタジオも含めて方向性は間違っていない。ただ政治報道そのものは変っていないので、TBSだけでなく皆で政治報道を考え直す時期に来ている。

◇インドネシアのタバコを吸う二歳児をとりあげていたが、「ヘビースモーカーならぬベビースモーカー」みたいに、面白おかしくだけ取り扱っていて、未成年者は絶対タバコを吸うな、と言う大事な点が伝えられていなかった。

◇ニュース番組なのだから、コメンテーターは専門家が出るべきだ。鳩山政権の最後のところなど、官邸キャップの話が一番良く分かったが、取材している人の話が一番説得力があり、専門家でもない人がスタジオで説明しても、上滑りしている感じだった。

◇番組のスタンスが、専門的な話を求めている人をターゲットにしているのか、それとも難しいことは考えたくない、何が起こっているかを面白おかしくみたいという人をターゲットにしているのか、わかりにくい。

◇ベテランのキャスターが安心感を与え、その他のコーナーにはさまざまなキャラクターのアナウンサーを配置し、お天気はご意見番の森田さんが加わって、番組全体が家族的な雰囲気を醸し出しているのがよい。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


TBSテレビ番組審議会事務局