番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2010年4月26日(月)開催 / 第528回番組審議会より
「飛び出せ科学くん 絶叫アニマル大図鑑」4月10日放送分について

議題

会議冒頭、全員一致で野口委員を副委員長に選出した。
 
(1)審議事項
 「飛び出せ科学くん絶叫アニマル大図鑑」4月10日放送分について
(2)報告事項
 1.「報道特集NEXT」2009年12月5日放送、ブラックノート詐欺事件報道に対する、BPO放送倫理検証委員会の意見書について
 2.「サンデーモーニング」3月7日放送分における、緊急警報放送・音声信号の再放送について
(3)事務局報告事項
 1.視聴者からの声について
 2.次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長野口祐子 
委員嵐山光三郎 石田衣良 音 好宏 田渕久美子 寺島実郎 横澤彪 (竹田委員、欠席) 

局側出席者

 石原社長

 衣笠常務・編成局長

 木村取締役

 石川常務

 信国取締役

 神谷報道局長

 伊藤編成考査局長

 星野情報制作局長

 和田情報センター情報二部長

 樋江井「飛び出せ!科学くん」プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

 本村編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇理系離れとよく言われるが、動物の生態を通じて科学に関心が向いていく、そういう意味では大変有効な番組だと思う。

◇情報が多すぎて、やや風呂敷を広げすぎたのではないか。もう少し内容を整理し、スタジオとのキャッチボールがあった方が、見ているほうにとってよかったと思う。

◇自然の面白さや不思議さを見せてもらえるという意味では、興味深かった。ただ実際に見ていると、生物についての情報が少なすぎて、何かストレスがたまってくる感じがした。

◇科学動物番組として、いい作りの番組だが、表面的でどうしてこういう動物が生まれたのかとか、なぜこういう生態になったのかとか、何も解き明かされていない。科学番組である限り、もう一歩踏み込むことも必要なのではないか。

◇情報が速射砲のように出てきて、その速さに対する快感はあるのだが、もう少し深める努力もして欲しい。いい薀蓄があると、なるほどといって、膝を乗り出すような感じになったと思う。

◇絶叫とか巨大とかという言葉で視聴者の心をつかもうというのは、いかにも古いやり方だ。またスタジオのお笑いが、浮いていた。

◇お笑いと動物の組み合わせの中で、動物をいじりすぎることで、動物好きの人が見てくれているのにその反感をかってしまうような構成にしないことが、非常に重要だと思う。

◇一つ一つの動物のエピソードや特徴の紹介がユニークで、見ごたえがあった。一方で怖いもの見たさに訴えての客寄せ意識が見えすぎると、嫌味になるので、そのへんの加減を考えてほしい。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


TBSテレビ番組審議会事務局