番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2009年9月14日(月)開催 / 第521回番組審議会より
「世界陸上ベルリン大会」8月22日放送分について

議題

(1)審議事項
 1.「世界陸上ベルリン大会」8月22日放送分について
 2.その他
(2)報告事項
 1.BPO 放送と人権等権利に関する委員会の「サンデージャポン」に対する勧告について
 2.2009年度秋の編成方針について
(3)事務局報告
 1.次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長藤原作弥 
副委員長沼田早苗 
委員音 好宏 田渕久美子 寺島実郎 ねじめ正一 野口祐子 山藤章二 横澤 彪 

局側出席者

 石原社長

 衣笠取締役

 木村取締役

 石川常務

 信国取締役

 神谷報道局長

 吉崎編成局長

 伊藤編成考査局長

 石川スポーツ局長

 水田担当局次長(制作センター中継制作二部長)

 長尾「世界陸上」プロデューサー

 山上「世界陸上」プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

 本村編成考査局視聴者サービス部長

委員の主な発言

◇絶叫型の中継ではない「世界陸上」の伝え方が好きだが、競技全体が静かだっただけに、そのよさを醸し出すことが難しかったように思う。外国の一流選手のサイド情報がもう少しあるとよかった。

◇陸上の素人にとっては、リレーを見ていてどう予選から決勝まで行くのかと思っていると、決勝進出の条件のテロップがでるなど、かゆいところに手が届くようで、とても分かりやすかった。

◇世界陸上を審議するのは何回目かだが、過剰なドラマ化もなく非常に安定してきたと言う印象だ。ただライブ性にこだわって長時間やるだけではなく、コンパクトに集約して見られる形に持っていくことも検討課題ではないか。

◇新しく伸びてきた国々の選手や国自体がどういう練習方法をとっているか、壁を破るためにどんな今までと違うことをやっているか、そういうことがあると、もっと陸上競技を楽しめる。

◇織田さんはこなれてきた感じで、無理に引っ張るということもなく自分に興味のある話を素直にしていてとても自然でよかったと思う。

◇高橋尚子さんの解説は、陸上そのものとか出場している選手に対する愛情とか情熱が感じられた。初めたどたどしかったが、時間がたつと共に落ち着いてきて、これからが楽しみだ。

◇織田裕二と中井美穂のコンビは、今回グッとパワーをセイブして、聞きやすく見やすくなっていると思った。ボルト選手の二つの世界新を目撃した際も適度な興奮と抑制の効いたリアクションで、程よい司会ぶりだと感心した

◇視聴率を取ることが大変な深夜帯にも関らず、良く頑張った。ライブ主義と言うものは、非常によかったんじゃないかと思った。

◇ライブに徹するだけでなく、過去のフィルムとか歴史的なバックグラウンドを資料として用意していたりといった、いい意味での演出が必要だと思うが、今回はそこがうまくいっていた。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


TBSテレビ番組審議会事務局