番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2009年2月23日(月)開催 / 第516回番組審議会より
「中居正広の金曜日のスマたちへ 輝く女シリーズ秋元順子」について

議題

(1)審議事項
 1.2月20日放送「中居正広の金曜日のスマたちへ 輝く女シリーズ秋元順子」について
 2.その他
(2)報告事項
 1. 2009年度の編成表案について
(2)事務局報告事項
 1.次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長月尾嘉男 
副委員長沼田早苗 
委員池田守男 音好宏 篠塚英子 寺島実郎 ねじめ正一 野口祐子 藤原実郎 山藤章二 横澤彪 

局側出席者

 井上社長

 財津専務

 城所専務

 石原取締役

 石川編成制作本部長

 衣笠常務

 神谷TBSテレビ報道局長

 吉崎TBSテレビ編成局長

 伊藤編成考査局長

 高田TBSテレビ制作局長

 荒井TBSテレビ制作局バラエティ制作部長

 小谷TBSテレビ制作局バラエティ制作担当部長

 帯TBSテレビ制作局「金曜日のスマたちへ」プロデューサ!)

 谷内番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇年齢的に中居君の母親ほどの、いわゆる大人の歌手が出てくる番組と言うのはゴールデンであまりみたことがなかったので、とても珍しくいいなと思った。ただ野村・徳光のコーナーは不要だった。

◇秋元さんの人生がテンポよくつづられていて、画面的にも飽きずに見られて、最後には一緒に口ずさんだりした。

◇TBSの中で今一番パワーがある番組と思って見ている。今回よかったのは駒田アナウンサーが安住さんの跡をついで余りある存在になるのかという期待感をもたせたこと。一方で後ろの女性たちは要らないと思うし、野村・徳光のシーンは、いいかげんにしなさいという感じだった。

◇高齢化社会がどんどん進んでいる中で、秋元さんをテーマに掘り下げていただいたことの意義は、大変大きい。視聴者に対しプラスの面でのメッセージを訴えられる題材を見出し、わかりやすくつないでいくという使命を今後も果たして欲しい。

◇中高年の女性を金曜のこの時間帯の視聴者に引っ張ってこようという狙いはキャステイングからもよくわかる。中高年女性の好奇心をくすぐる内容を秋元さんのストーリーでまとめたことが成功だった。

◇バラエテイ番組として、大変良質で中身のあるいい番組だと思う。その意味で変に深めない方がいいという考えに賛成だが、秋元さんの成功と、同じ年代のすぎもとまさとの成功を、団塊世代の男女として対称させて踏み込んでいったらどんな番組になったか、興味をもった。

◇秋元さんをバラエテイ化して初めて映像化するというのならば、もうちょっと工夫が出来たのではないか。もうすこし突っ込んで何かを引き出さないと、こういう素晴らしい女性がいる、年齢は高いです、ということしか伝わらずもったいない。

◇期待が大きかったのに、食い足らなかった気持ちになったのは、せっかく秋元夫妻が出ているのに駒田アナの話が中心になったり、冒頭「熟年離婚防止ソング」と始まりながらほとんどその話がでないなど、コンセプトのずれがあったからではないか。

◇この番組は、スタジオとその日のテーマが合うとすごく面白いが、今回は秋元さんが歌うということもあって、余り上手くいっていなかった。また「文芸春秋」のインタビューが映像化されるとどうなるか、という点でも物足らなかった。「金スマ」だから出来るというところをぐっと出すのが大事なのではないか。

◇この番組に限らずテレビ番組が説明したがることは大きな問題だ。映像では本来表現できないようなことも無理に表現するため、結果として意図を押し付け、視聴者の想像する力が衰えていくことになっている。再現シーンや、四角い枠に出演者の表情をみせる手法などがそうだ。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


東京放送番組審議会事務局