番組審議会議事録

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番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2008年10月29日(水)開催 / 第512回番組審議会より
9月、10月のニュース23の報道について

議題

(1)審議事項
 1. 9月、10月のニュース23の報道について
 2.その他
(2)事務局報告事項
 1.次回審議会の議題及び日程について

出席者(敬称略)

委員長月尾嘉男 
副委員長沼田早苗 
委員音 好宏 寺島実郎 ねじめ正一 藤原作弥 山藤章二 横澤 彪 (池田委員、篠塚委員、野口委員、欠席) 

局側出席者

 井上社長

 財津専務

 城所専務

 石原取締役

 衣笠常務

 石川編成制作本部長

 神谷TBSテレビ報道局長

 吉崎TBSテレビ編成局長

 伊藤編成考査局長

 津村TBS報道局 ニュース23部長

 小池TBS報道局 ニュース23担当部長

 谷内番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇後藤キャスターの政治解説は、取材者として背景を深く解説してくれてよい。アンカー役と二役をやるところの整理はまだだが、今後改良されるだろう。

◇敏腕記者なのに落ち着いた感じのする後藤キャスター、派手ではないが手馴れた膳場キャスター、それにサポートの三澤キャスターという取り合わせがとてもよく、スタートは非常に順調だ。

◇3人ともまじめで、お行儀がよくて、間違えることが決してない洗練された安心感があるが、それだけに突込みがなくて、寂しいような感じがした。

◇これから力をいれて欲しいのは、「後藤の視点」をより充実させることだ。自分の視点なのだから、メモを見ながらしゃべっていてはその段階で駄目だ。堂々とカメラ目線でしゃべるようにしてもらいた。

◇後藤さんは、誠実だし、コメントもしっかりしているが、全体として後藤色というと見えてこない。力まないで、周りの人たちに力を発揮させるタイプのひとなのかとも思えるが、どう変わっていくのか期待してみている。

◇23時台のニュースは今進行している事態をどう考えたらいいか、掘り下げたらどうなるのかという問題意識で見られている。その点で現状ではリベラルな知性というものは伝わってくるが、刺激や考えるヒントを与えるものになっていない。

◇政治が得意な後藤キャスターのカラーにうまく転換していると思う。他の番組やアメリカの番組をまねるのでなく独自のものをつくってもらいたい。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


東京放送番組審議会事務局