番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2008年7月22日(火)開催 / 第510回番組審議会より
7月5日放送の「ザ・イロモネア」について

議題

審議事項
 7月5日放送の「ザ・イロモネア」について

出席者(敬称略)

委員長月尾嘉男 
副委員長沼田早苗 
委員池田守男 音 好宏 篠塚英子 ねじめ正一 野口祐子 山藤章二 横澤 彪 (寺島委員、藤原委員、欠席) 

局側出席者

 井上社長

 財津専務

 城所専務

 石原取締役

 石川編成制作本部長

 衣笠常務

 伊藤編成考査局長

 神谷TBSテレビ報道局長

 吉崎TBSテレビ編成局長

 高田TBSテレビ制作局長

 岩原TBSテレビ制作局バラエティ制作センター センター長

 中川TBSテレビ制作局バラエティ制作センター プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇お笑い芸人がバトルをくりひろげるという仕組みは斬新だと思ったが、中身となると、面白いとは思えないし、余り笑えなかった。

◇タイトルがチャンネルを回す気にさせないし、内容としても土曜7時という時間帯で家族と一緒に見るというには無理があると思った。

◇最近のお笑い番組は、わからない人はセンスがないとかKYだとか、レッテルを貼る側面があるが、この番組はつまらないものはつまらない、面白いものは面白いと、白黒をはっきりさせるので、救いがあると感じた。

◇5つのステージでそれぞれ笑わせる技術は本当に大変だ。常に新しいことを生み出していかなくてはならない芸人さんたちには気の毒だと思うが、その必死な姿は笑えなかった。

◇今の芸人には、より広く、より浅く、より瞬間的に即興的に対応できる才能が求められている。そうした時代背景を考えると、この番組はテレビが求める才能の検定試験とも言うべき今日性を持ったものに思える。せっかくこうした番組を作ったのだから、出演者の質はもう少し厳選して欲しい。

◇常連の芸人よりも、これから出場できるかどうかの新人の方が、面白くなっていくんじゃないかという期待感がある。ここのところを大事にしてはどうか。

◇笑いやすい人と笑いにくい人がいると思うが、はじめに笑いにくい人が審査員に当たると、何をやっても駄目で、かわいそうな気がした。

◇芸能の原点に帰るという説明だったが、この番組にはそうした精神は感じられなかった。放送局が芸能というものに音痴な状態、つまり身勝手な解釈で制作していると思った。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


東京放送番組審議会事務局