番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2008年4月21日(月)開催 / 第507回番組審議会より
「ボクシング・フライ級10回戦 亀田対フローレス」3月22日放送分について

議題

(1)新委員の紹介
 藤原作弥氏と野口祐子氏に新たに委員を委嘱した
(2)委員長・副委員長の選出
 委員の互選により月尾委員を今年度の委員長に選出した。月尾委員長の指名により、沼田委員を副委員長に選出した。
(3)審議事項
 2008年3月22日放送「ボクシング・フライ級10回戦 亀田対フローレス」について
(4)報告事項
 BPO放送倫理検証委員会の光市事件報道に関する意見書について
(5)事務局報告事項
 1.2008年度審議会日程
 2.次回審議会の日程及び議題について

出席者(敬称略)

委員長月尾嘉男 
副委員長沼田早苗 
委員池田守男 音 好宏 篠塚英子 寺島実郎 ねじめ正一 野口祐子 藤原作弥 山藤章二 横澤 彪 

局側出席者

 井上社長

 財津専務

 城所専務

 石原取締役

 石川編成制作本部長

 衣笠取締役人事労政局長

 成子編成考査局長

 金平TBSテレビ報道局長

 吉崎TBSテレビ編成局長

 三角TBSテレビスポーツ局長

 樽TBSテレビスポーツ局

 中継制作三部長

 片山TBSテレビスポーツ局プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

委員の主な発言

◇随分慎重に抑えた中継だった。ラウンドとラウンドの間のCMが多くて、本編とこんがらかるようなものが出てきたのが気になった。

◇亀田兄弟が出るようになってからボクシングの視聴率も上がったという風に聞いたが、そうすると亀田興毅が負けたらファンが逃げることになる。だからもう少し突っ込んで亀田興毅が伸びていく若者かどうか伝えて欲しかった。

◇全体の印象は「下品でないし嫌味のない」だ。民放なんだからある程度エンターテインメントの味があっていいし、スターの個性があっていい。昨年からの議論を踏まえた番組としてはよかったのではないか。

◇真剣勝負のイメージを大切にして制作すれば、今回のようなシンプルな形の番組になるのではないか。

◇ボクシング番組のあるべき姿を追いかけてもらったので、結果は別にして好感をもった。今後もスポーツの本質的なところを追及して欲しい。

◇関心は亀田選手がどう変わったかだけだったが、8ヶ月のブランクが彼をいささか大人にしたと感じた。やがて世界チャンピオンを目指すプロセスとして好ましいものだと思った。

◇TBSとしてはひとつのみそぎが終わったということだろう。しかしこの番組を含めた一連のスポーツ番組、例えば野球中継にドラマの番宣がたくさん出るようなことが、TBSのイメージアップに役立っているのだろうか。

◇ご苦労なさっているのは良くわかるが、復帰するにあたってのメッセージや試合が凡戦だったこと、相手のレベル、解説の内容などまだ疑問が残る印象だった。

◇「いいフックがあたりました」といってもそれで終わってしまうので、ボクシングのよくわからない人間にはわからないままに終わってしまった。

◇抑制がきいて、期待している放送に近づいたと思う。スポーツ局として放送する対象に誰を選ぶかも、もう一歩突っ込んで検討して欲しい。



(以上文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


東京放送番組審議会事務局