番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2007年9月18日(火)開催 / 第500回番組審議会より
「みのもんたの朝ズバッ!」不二家関連の2番組に関する、BPO放送倫理検証委員会の見解について 他

議題

報告事項
 1.「みのもんたの朝ズバッ!」不二家関連の2番組に関する、BPO放送倫理検証委員会の見解について
 2.世界陸上大阪大会の放送について
 3.その他

出席者(敬称略)

委員長月尾嘉男 
副委員長沼田早苗 
委員池田守男 音好宏 篠塚英子 寺島実郎 ねじめ正一 山藤章二 横澤彪 

局側出席者

 井上社長

 財津専務

 城所専務

 石原取締役

 佐々木TBSテレビ編成局編成部長

 金平報道本部副本部長

 衣笠人事労政局長

 成子編成考査局長

 田代TBSテレビ制作局長

 三角TBSテレビスポーツ局長

 本多TBSテレビスポーツ局

 中継制作二部長

 菅原TBSテレビスポーツ局

 中継制作二部プロデューサー

 谷内番組審議会事務局長

BPO見解について

◇こうした問題が起きたときに会社としての対応をもう少しスピーデイにすべきだ。また事後処理として内々ですまそうとせず、ちゃんと社会に向かってコメントしていく姿勢が大事ではないか。

◇放送は視聴者のものであり、電波は国民の共有財産だ。そういう放送免許の本質的なものを考えて行くと、視聴者の誤解を招くような報道や若干でも客観性にもとることがあってはならないと思う。その点を踏まえて番組制作体制をもう一度見直して欲しい。

◇番組のアンカーマンには番組に対する結果責任があることを自覚してもらいたい。

◇メデイアを利用して風聞の流布をしようとする手法が出てきており、メデイアの側はそのことへの自戒と線引きが必要だ。

意見書について

◇上記の意見に499回での意見を合わせて、次回の審議会でTBS及びBPOに対する意見書答申することとした。

世界陸上大阪大会の放送について

◇ジャンプとか投げるとかといった人間の動き、筋肉、体全体の美しさが、見たこともないような角度から紹介されていて、感銘を受けた。

◇ドラマ仕立てが行過ぎていて、結果と比較すると惨めな印象を与えてしまったのではないか。

◇日本人には独特の敗者の美学があるが、こうした精神性が商業主義に吹き飛ばされた。メダルがとれるはずだという希望的予測のもとに、はしゃぎすぎたのではないか。

◇スポーツ中継というのは放送技術を進歩させるものだと実感した。

◇織田・中井のコンビだと(日本人が)負けてもみじめな気持ちにならず、「世界の壁は厚いよな」と素直に実感できてよかった。

◇オリンピック、サッカーW杯と並ぶ3大競技だとの認識がじゅうぶんでなく、そうした訴え方が欠けていた。



(文中:敬称略)




*TBSでは番組審議会委員のご意見を真摯に受け止め、今後の番組内容の向上に活かしていく所存です。


東京放送番組審議会事務局