番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2002年12月16日(月)開催 / 第452回番組審議会より
今年のTBSの放送全般について

議題

報告事項
 年末年始のテレビ番組について
審議事項
 1.今年印象に残ったTBSのテレビ番組とその理由について
 2.今年のTBSの放送全般についておよびTBSのテレビ番組に望むこと
 3.その他

出席者(敬称略)

委員長生田正輝 
副委員長沼田早苗 
委員池田守男 長部日出雄 音好宏 篠塚英子 ねじめ正一 山藤章二 横澤 彪 (服部委員欠席) 

局側出席者

 井上社長・佐藤専務取締役

 伊藤常務取締役・財津常務取締役

 城所常務取締役・近藤編成局長・平本報道局長

 田澤番審事務局長/編成考査局長

 山泉TBSエンタテインメント社長

 斉藤TBSスポーツ社長

 小櫻TBSライブ社長

◇TBSはこれまでも伝統的に品位を維持することに努力してきた筈だが、今後共一層品位の維持とバランス感覚の保持に努めてもらいたい。

◇どこかで見たことがある番組ではなく、番組にTBSのオリジナルティーが必要だと思う。

◇視聴率を意識するあまりの安易な手法による番組企画にはしらず、視聴者の立場にたった、視聴質を大切にした番組作りの努力をしてほしい。難しい課題だが、最終的には良質なものが必ず人々に評価されるはずだ。

◇家族で安心して楽しめる番組を大切にしてもらいたい。それがTBSのブランドイメージだと思う。

◇戦前の講談社の絵本の表紙に「おもしろくてためになる」というコピーが入っていたが、このコンセプトコピーこそがまさにTBSエンターテインメントの生命線ではないかと思う。

◇地上波のデジタル化について、放送を送る側が、最大の武器である情報媒体を通じての視聴者への様々な情報の普及、啓蒙活動の努力をする必要があるのではないか。

◇テレビ番組の多様性が低下したと言われるなかで、TBSらしさをにじませる番組作りをしていただきたい。

◇深夜番組でもっと実験的な内容の番組、深夜でしか作れないようなものを考えてもらいたい。

◇今のテレビ界全体に言えることだが、覇気と挑戦の精神が希薄になっている感じがする。テレビはいま飽きられているのではないか、そういう危機感がほしい。

◇番組を作る側に、テレビの持つ世間に与える影響力の大きさに対する意識がいささか欠如しているように思う。現場への一層の意識の徹底を希望する。

尚、1の今年印象に残った主なTBS番組については、以下のような番組があげられました。
『古代エジプト夢と冒険 ピラミッドとは何か!?』
『世界遺産 バチカン市国』
『日韓共同ドラマ フレンズ』
『水戸黄門』
『明智小五郎と怪人二十面相』
『体育王国』
『サンデージャポン』
『決断の握手』〜理解と誤解の日中30年秘史〜


番組審議会事務局