番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2002年2月18日(月)開催 / 第444回番組審議会より
ラジオ番組『ストリーム』
13時00分〜15時30分

出席者(敬称略)

委員長内田健三 
副委員長沼田早苗 
委員秋山ちえ子 生田正輝 伊藤宏 猪口孝 瀧大作 竹内宏 ねじめ正一 古橋廣之進 山藤章二 (兼高委員、服部委員欠席) 

局側出席者

 砂原社長・佐藤専務取締役・若林常務取締役

 財津常務取締役・近藤編成局長・平本報道局長

 田澤番組審議会事務局長・編成考査局長

 TBSラジオ&コミュニケーションズ

 清水社長

 小櫻取締役

 相島番組審議会事務局長・総合企画室長

 北山制作担当部長

番組内容について

◇様々なメディアが登場する現代社会の中で、人々はあらゆるジャンルの 情報、日常生活の会話の中心になる今の情報を入手できる番組を求めています。
同時に、人々は忙しさの合間に「ほっ」とできる癒しの空間を求めていることも確かです。最新の情報が入手でき、かつ、聞いても疲れを感じさせずに親しめる 番組。例え て言えば「仕事の合間に音楽がかかる喫茶店で展開される世間談義」をラジオで再現で きたら、という想いでこの番組は企画されました。そんなコンセプトのもと、盛り沢山 の音楽と共に「今」の情報を最大限に伝えます。

◇メインが2人ですので、大変聞きやすい感じで、聞きました。松本さんのとても明るい感じと、小西さんのアナログっぽいところも好感が持てました。ただ、(ターゲットが)30代の男性というと、少しインパクトがないかなというような感じはしましたが、スーッと午後静かな時間が流れているような、楽しい番組ではあった感じが致しました。

◇もうひとつ山場と言ったらいいのか、そこのコーナーだけはどうしても聞きたいというコーナーが欲しいなと思いました。午後の時間というのは、(聴いている方が)どういう生活時間を過ごしているのか、わかりにくいので、もっと山のように情報を流してほしい。どんなつまらないことでもいいんです。情報が流れてくると、聞きながら自分が(必要なものが)幾つかひっかかるような気がします。

◇今、ディスクジョッキーというのは、(どこかで)刺激を与えるというところにどうしても陥りやすいのですが、デイリーの帯番組というのは、必ずしもそうではなく、いつもの時間にいつもの声音が何となく聞こえてくる、というあり方は、ある種の正道じゃないのか。この番組を聞いた時、それを感じたのです。

◇ニュースストリーム、興味深く聞きました。ただ、わかっているというか、どこかで見たとか、新聞とかテレビで見たみたいな感じがあるので、その方がかえって聞きやすいので、いいのかなと思うのですが、何かもう少し気の利いた面白い話はないかと思いました。

◇70歳のものですけれども、僕は非常に心地よかったです。非常に心地よくて、話がスラスラ。楽しくてモダンで、いい番組で感心しました。ですから、今度はこれを聞こうかという気になりましたね。

◇改めてテープを聞いてみますと、長い。それをするために、いろいろセクションに分けてあるのはわかりますが、全体を見ますと、後で余り残らない。それがいいと私は思います。非常に心地いいので、余り不満はないのかもしれませんし、楽しいのですが、もう少し何かアクセントがあってもいいんじゃないかという気は免れない。

◇TBSはいい番組が多いので、その中に割り込んでいくには大変だなという感じがしました。ラジオ番組というのは、日常的な匂いというのはすごく大切で、松本さんと小西さんの関係というのは、何か寄り添いながら、そういう密接な関係を感じなければけないと思うのですが、関係がよく見えてこないというか、もう少し上手にやればいいのになという思いはしました。

◇普通は何かちょっと刺激的なことが中であって、神経をとがらせて聞く場面があるわけですが、この番組はそういうところが全然なくて、ずっと流れていく。非常に楽しく、長いという感じもありませんで、全部聞いちゃったという感じで、よかったと思います。

◇雪印あり、狂牛病問題あり、その前には真紀子事件がありましたが、改めてそのことについてのアメリカの出方を復習したようであり、(テープで聞いても)非常にフレッシュな感じで聞かせていただいた。雪印問題で揺らぐ小泉内閣というテーマも幾つか切っておられたようでしたが、そういう意味で、遅れて見たものからも、なかなかいいつかまえ方ができるものだなと思いました。雪印あり、狂牛病問題あり、その前には真紀子事件がありましたが、改めてそのことについてのアメリカの出方を復習したようであり、(テープで聞いても)非常にフレッシュな感じで聞かせていただいた。雪印問題で揺らぐ小泉内閣というテーマも幾つか切っておられたようでしたが、そういう意味で、遅れて見たものからも、なかなかいいつかまえ方ができるものだなと思いました。

◇情報というものの中に、週刊誌のテーマになっている情報とか、軽いものでフッと忘れてもいいもので、でもあれば楽しいというものが、もっとあってもいいのではないかと思います。それから、この番組が30代の男性を中心にしていると伺いまして、日本の30代は大体こう見られているのかなと、新しい興味を持ちましたが、30代以外にもたくさん聞いていることも、時々思って番組をつくっていただきたいと思います。


番組審議会事務局