番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


2000年3月21日(火)開催 / 第425回番組審議会より
テレビ番組『どうぶつ奇想天外!』
20時00分〜20時54分

出席者(敬称略)

委員長秋山ちえ子 
副委員長内田健三 
委員生田正輝 伊藤宏 猪口孝 兼高かおる 竹内宏 沼田早苗 服部克久 山藤章二 

◇特に文句も注文もつけようがない、楽しくてためになる良い番組だ。時々拝見しているが、まず裏切られることがない。やぱり素材の面白さがある。スタジオもコントロールされている感じがして良い。行儀が悪いことができる人でも、あそこに入ると、きちんといい生徒さんになっており、ファミリーという感じがする。高田純次が父親役だとすると、長女が渡辺満里奈、上の兄弟がホンジャマカ、あと母親が1人いてもいい。過度にお喋りする人とかでなく、とんでもない発想で答えをしてみたり、絵が下手だったりする、そういういい感じのお母さんがいると、何となく家庭の図式が完成する。

◇私は少し違う。番組は、非常にいい番組だし、感服したが、あのような番組に解答者が必要なのだろうか。解答者は、そうむちゃな人達ではないが、僕らの全く知らない茶髪のお兄さんやお姉さんで、必要ないのかなという感じがした。

◇他局の動物を扱った番組より、こちらのほうが、よほど面白い。番組の当初から6年半、ずっと見ている大変好きな番組だ。しかし、最近、どうも見ていて飽きるのだが、子供向けの番組になったのか。

◇<担当プロデューサー>ターゲットは子供だが、大人も感動できる番組を目指している。

◇前の「わくわく動物ランド」は、子供がターゲットではなかったように思う。私を含めて、ああいう番組が好きな大人は結構多い。やはりもうちょっと大人向けに出来ないか。解答者とキャスティングをちょっと変えることによって、大人でも十分鑑賞に耐え得る番組になると思う。

◇あの特集は、考えさせるようなところがあって、大変よく撮れていた。それぞれのコーナーも大変コンパクトにまとまって、よくできていると思う。クイズの出し方も、答えが意外と微妙で、どれかなというぐらい迷うし、結構解答も面白い。4月から土曜午後8時から日曜午後8時に変わるそうだが、内容はかわるのか。

◇<担当プロデューサー>動物というくくりの中で、人が何を求めているか、子供の親にも聞きながら、徐々に変えていく方向になるだろう。

◇やっぱり自然とか動物というのは、いい。なまじ気のきいたコメントなんかはいらない。しゃしゃり出る人がいると、もうそれだけで嫌になってしまう。

◇実は日本動物愛護協会の役員をやっており、この番組は非常に関心がある。珍しくテレビ番組にしてはよく見ているほうだ。番組では昆虫にいたるまで取り上げていただき、ありがたい。ペットを飼うなら、ちゃんと責任を持って飼って欲しい。猫可愛がりも困る。しつけるときはしつけること。

◇これは、私がTBSの番組の中で、なるべく見ようとする番組、よくこれだけ集めたと思って、大変気に入っている。辛口の評価は出来ない。ちょうどこれから約6カ月、淡路島で花の博覧回が開かれるが、植物というのをどこかに入れてみたらどうか。

◇<担当プロデューサー>リサーチしてみる。

◇当初から番組を担当しているとのことだが、今後も続けて行くと更に詳しくなり、番組はどんどん良くなって行くだろう。大変だが、もう一息がんばって欲しい。『どうぶつ奇想天外!』をもっと成熟させて欲しい。動物とか自然は、子供も大人も本当に好きだし。


番組審議会事務局