番組審議会議事録

このページはTBSの番組や放送のありかたを考えるページです。
番組審議会の審議内容を中心に紹介し、皆様からの意見も募集しています。


1999年12月20日(月)開催 / 第422回番組審議会より
'99年の放送をふりかえる

出席者(敬称略)

委員長秋山ちえ子 
副委員長内田健三 
委員生田正輝 伊藤宏 竹内宏 瀧大作 沼田早苗 ねじめ正一 服部克久 古橋廣之進 山藤章二 

委員の主な発言

◇東海村の臨界事故について:最先端技術といっても、現場の末端で行われていることは、下請けのバケツ作業だったのには、驚いた。これが日本の現実だと思う。一度に混ぜられると臨界の恐れがあるので、特殊機器を使って徐々に混ぜているのに、効率化を迫られる下請けの現実がバケツというニュースには言葉もなかった。

◇お受験報道のその後について:子供の受験失敗が原因とかいう話はどうなったのか。起訴されたらいつの間にか、親同士の確執になってしまった。細かく見ていないせいかも知れないが、もう少し丁寧に経過を説明して欲しいと思った。今の親同士はこういう関係になってしまったのかと概嘆する。

◇横山知事の刑事訴追の動きについて:民事と刑事の関係が良くわからない。民事では争わないと自白したとみなされているらしいが、その辺と刑事訴追の動きは関係あるのかが不明だ。宣伝カーのなかの猥褻行為なのに知事室を捜索するのはどういうわけか。なにも証拠があるはずがない。検察のやり方がよくわからない。または、何か意味があるのかがわからないニュースだ。

◇「サッチー・ミッチー論争」について:基本的には、野村沙知代さんと浅香美智代さんの二人だけの喧嘩だが、何日も続き随分マスコミを騒がしており、今年最も印象に残った。

◇テレビ番組「ここがヘンだよ日本人」について:いつもぎりぎりのところで勝負する面白い番組。苦情・苦労も多いと思うが、がんばって欲しい。

◇コマーシャルについて:日榮のコマーシャルは、美しい映像で、良いCMだった。良い会社というイメージをもってしまう。民放の難しいところだ。ゴルバチョフの隣りでカップラーメンを食べるコマーシャルには驚いた。相当なギャラを払っているだろうなという面とは別に、こういう技術が発達してしまうと、映像といえども信じられなくなって恐ろしい。今後も裁判の証拠に、写真や映像を使うとすれば、大きな問題ではないか。


番組審議会事務局